--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013-08-09

日本人水墨画家としての生涯の活動指針や心意気 ~前篇~

この区切りのタイミングに伝えようと思うこと。
「未来をより良くつくっていくためには、正しい道を見極め、意志と努力でチャレンジしていかなければなりません。」
私は、そんな言葉が出てくる立ち位置にいるみたいです。

前篇は、日本水墨画界の過去と現状について、私なりの考えをお伝えしておきたいと思います。

**********

私が水墨画を始めたのは10年以上前の学生時代。
東京では、自分のライフスタイルに合う時間で習いたいと思う水墨画家が見つからず、
東京藝大出身で一通りの絵画が描ける日本画専攻の先生に水墨画を習っていました。

仕事の都合などでしばらく描かない期間を経て2010年に嵐酔氏の教室を見つけ、作品に感激し生徒となり、
それからはまさに「水を得た魚」
「プロの水墨画家になる!」と心に決め、毎日ひたすら描き続け、まさに修行の日々。

自分のレベルが上がり、展覧会に出品するようになり、上達すればするほど、日本水墨画界のレベルが低すぎる現状が見通せて、理不尽な現実に様々な思いを抱えるようになってゆきました。


日本水墨画界の現実としては、ごく一握りの画家以外はみな趣味レベル。
日本でトップレベルといっている団体で、カルチャーレベルの人が、立派な名前の賞を受賞する現状があります。
つまり、プロと自信を持って誰にでも推薦できるような日本人水墨画家は、数えるほどしかいないのです。
趣味レベルの腕の人がプロレベルの作品を審査なんてできるはずがありません。
だから、レベルの高い人が出品しても、妥当な賞ももらえないのです。


それは、
「なぜか?」

(※下記、私の推測まじりの記述なので、具体的には各々調べてみてね。)

というと、みんなも知る「雪舟」の時代には水墨画は日本で盛んな芸術でしたね。
ですが明治維新で西洋文化が日本に入ってきた際に、日本文化が一掃された歴史があります。
そして洋画の油彩が流行り、水墨画は影をひそめていた期間があるのです。

その後ゆるやかに、水墨画を好んで描く人がぽちぽちと現れ、だんだん増えて、芸術界では少数派ながら今の水墨画界が形成されてきた、というわけです。
しかしながら、Fine ArtやGraphic Design、HP、インスタレーションなど現代のアート表現のパーセンテージが増え、純粋絵画自体は減りましたよね。
つまり、現代の日本水墨画界は、ほんとうに小さなひとくくりなんです。

と思うと、水墨画という伝統を守り、今の画界を形作ってきた方々には尊敬と感謝の念が湧きますね。
また、そんな中での展覧会など、レベルの高さを求めてものれんに腕押しなのは仕方ないのかもしれません。

だって純粋芸術で食べていけると思っている人は、かなりの変わり者だし、絵画なんて普通に考えたら趣味でやるのが妥当なところです。
また、活気ある若者世代はカッコイイARTに夢中になるのは当たり前。
だから尚更、デザイン性とかセンスの良いアーティストは別のアート業界で活躍します。


でも、私はその世界でプロとして未来へつなげようとしています。
それは今までとは違うやり方で自分の人生を賭けて。


なぜなら、水墨画は本当に素晴らしい芸術だからです。
中国で本気の画家が描く姿を見て、言葉にならない感動が走ったのです。
また、日本の伝統文化なはずです。
心静かに墨を刷り、墨の香りの中で想像をめぐらせる。
まさに「和の心」です。

「水墨画の良さを最大限レベルが高い状態で、広く一般に認知してもらい、後世に受け継いでいきたい。」
日本の文化をバトンタッチしてゆく立場として、いかに自分が貢献できるか、そんな風に強く思っています。



次回は、
「それを変えていくためには?」
私の未来への活動指針をお話しします。
スポンサーサイト

theme : art・芸術・美術
genre : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

私の移ろい
ブログを始めたころから今まで、心境も絵も変化しており、ブログを閉じてHPだけにしようかとも考えました。が、このブログ自身もまた、現代に水墨画家を志すとはどういうことか、というリアルだと思い、継続させています。
プロフィール

水墨画家 麻貴

Author:水墨画家 麻貴
幼少期は、祖父と一緒にお絵かきしながらお昼寝の毎日。小~中学校と書道を習い、大学時代から水墨画を嗜む。

水墨画師範免許取得を区切りに、学びを深めに単身本場中国へ大学院留学中。
国際的な墨芸術家として、日本水墨画の発展向上と共に、完全なクリーン化・ユニバーサル化を目指す。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
カウンター
pictlayer
検索フォーム
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。