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2013-03-07

(続:前記事)水墨画展の見方

水墨画を趣味程度に習っている方、描いたことのない方にも
「展覧会で作品の良し悪しを見る際の、参考にしてもらえたら」と思うので

「展覧会で水墨画・墨彩画を見極める上でのポイント」を簡単に説明しますね。


下記、私個人の見方なので、参考程度に。


まず、失ってはならない大意
水墨画→「水と墨が織り成す良さを生かした芸術」であること

参考資料:中国の超有名水墨画家「李可染」の作品
特殊技法なんて何も使ってないが、水墨画の良さが心に伝わってくる。
201303 李可染



【水墨画展の見方】
<基本>
・構図のバランス空白の美
・水の加減による墨や色の濃淡を使い分けていること
・墨彩の場合、墨と引き立たせ合う色使い
・書道的な味わいのある線質
・紙の性質を生かした美しい滲みと、対比的なカスレ

<応用的判断材料>
生命感と臨場感
オリジナリティ
墨と水ならではの表現を、必要に応じて取り入れる
・特殊技法の意味ある使い方


ちなみに、私が<基本>に挙げた内容をできている水墨画家は、現代の日本ではごく少数だと感じます。
中国の水墨画家は、基本はできているのが当たり前です。

それができていない場合、趣味レベルだと言い切れると思っています。
<応用>に挙げたものは、応用、という一言で言い表せることではないのですが、(って矛盾してるか)
<基本>が備わっていないのに、<応用>を取り入れることで腕があると勘違いしている作家及び鑑賞者があまりにも多いのです。
例えば、「気持ちを込めたオリジナリティ溢れる作品だ!」とか言っても、<基本>が何もできていなければ趣味とも言えないレベルですし。

というか、<基本>がきちんとできている人が、<応用>を工夫して取り入れた作品が並ぶのが、
全国規模の展覧会としてしかるべきことだと思うのですよ。



上記、見える部分。
見えない部分としての、「心をこめる」は作家以外の誰にも測れないことなので、言及しません。

みなさんの水墨画鑑賞が、より奥深く意味あるものになるといいです
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私の移ろい
ブログを始めたころから今まで、心境も絵も変化しており、ブログを閉じてHPだけにしようかとも考えました。が、このブログ自身もまた、現代に水墨画家を志すとはどういうことか、というリアルだと思い、継続させています。
プロフィール

水墨画家 麻貴

Author:水墨画家 麻貴
幼少期は、祖父と一緒にお絵かきしながらお昼寝の毎日。小~中学校と書道を習い、大学時代から水墨画を嗜む。

水墨画師範免許取得を区切りに、学びを深めに単身本場中国へ大学院留学中。
国際的な墨芸術家として、日本水墨画の発展向上と共に、完全なクリーン化・ユニバーサル化を目指す。

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