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2013-02-18

第5回 水墨画ボランティア報告(宮城沿岸部) 【後篇・番外編】

【 沿岸部の今 】

2か月前とほぼ同じ景色に、雪がかぶっているという印象。
ここは東北。冬は外仕事は進みづらいのかもしれませんね。

201302 水墨画ボランティア 早春 EX_05
201302 水墨画ボランティア 早春 EX_04 201302 水墨画ボランティア 早春 EX_03

【 仮設住民の今 】
ボランティア母体のRQWも、仮設運営に携わっている地元の方も
「1年前と今では、状況が全く違う」
という見解です。

1年前と比べて、一般仮設での水墨画講座参加者は層が変わってきました。
今後の活動について方針を考えるために、今回は関係者とじっくりお話する大切な機会をいただきました。

そのお話をざっとまとめてみます

●仮設に入居したばかりの頃●
「震災の傷で、心も具体的な人生も、全く先が見えない
「住まいが慣れない
「隣近所も見ず知らずの人」
などの理由から、途方に暮れていた人が殆どでした。
そしてボランティアからの支援は、「右にならえ」で被災者の大半が、受け身でした。

●変わったこと●
「大抵の人は仕事をはじめ、将来の計画を考えはじめた」
を持った人や、建設中の人もちらほら」
お隣さんが、赤の他人ではなくなった」
「趣味の講座に関しては、興味があれば参加する」
「いまだに被災者と呼ばれることは違和感

自分たちで考え、選び、各々の人生を進もうとしている
被災する前の状態にだんだんと近づいてきた
、とのことです。


●思うこと●
未来に向かって前を向き、進み始めている人が多いこと、とても嬉しく思います。
震災から二年経つこの地域から、人間の気持ちの強さを感じさせてもらいました。

しかしながら、家を建てるめどがたたない方や、まだまだ落ち込んでいる方。
移動手段がなくて、仮設の敷地からなかなか出る機会がない方。
福祉仮設に入居していて、施設がいずれ常設の建物になっても、福祉施設で生涯を全うするであろう方。

そんな、被災地の中でもマイノリティにあたる方々も確実にいること。

震災から2年経った今、生活を営む同じ一人間として「被災者」と呼ぶことは確かに私も違和感を感じるけれど、やっぱりまだ私たちのように自宅に住む一般的な生活はできていないこと。
そして、どれほどの想いで過ごしてきたか、過ごしてゆくか、は想像もつかないこと。


そんなことたちが、頭の中を巡ります、水墨画講座の責任者として。

今は、今後の講座方針を模索しているところです。
それと同時に、一緒に真剣に考え、温かい気持ちで建設的に話し合える、そんな心の澄んだ方々と出逢え、活動を共にできることに幸せを感じ、感謝の気持ちでいっぱいです
本当にありがとうございます!!

方針が決まったら、また直接みなさまへ、そしてこのブログでも、ご報告しますね



ところで大きな課題として、「なくなった町をどんなかたちで未来へ進化させていくか」ということがあります。
都市計画、ということですが、いろんなしがらみで素直に前進できるものでもないようです。
何度も訪れた私としては、日本らしい自然と温かな雰囲気のこの地域には、良い環境を維持してゆく人と自然が優しく共存する環境モデルとなれるような可能性を感じます

都市計画に携わっている方々へ、新たな良い未来を楽しみに期待したいと思います。



【 仮設住宅の集会所 】

住民や、訪問者の思い出。
今後の町づくりを考えてゆくための講演会も。

201302 水墨画ボランティア 早春 EX_08
201302 水墨画ボランティア 早春 EX_07 201302 水墨画ボランティア 早春 EX_09
201302 水墨画ボランティア 早春 EX_06

前回の私たちの作品も飾ってくれています。
子供が、「走ってたら破いちゃったの~
って言ってました。
わざわざ言ってくれるなんて、素直だなぁ



【 冬景色*登米~南三陸 】

澄んだ空気の中で感じる静かな生命感に感動しました!!

特に、、、

白鳥の越冬

201302 水墨画ボランティア 早春 EX_10

まさに白鳥の湖
いやいや、何気に?鴨ちゃんたちもたくさんいます。
本当に美しい鳥たち。
フワフワ水面に浮かぶ白鳥は、綿あめみたいでした。

201302 水墨画ボランティア 早春 EX_11 201302 水墨画ボランティア 早春 EX_12

白鳥が頭上を飛んでいく姿は初めて見ました!
2mくらいあるそうで、飛び立つのは重そう。。。
わっさわっさ、ビューン、という感じです。

雁がV字に群れをなして飛びゆく空も見れました。

長沼や伊豆沼では、毎年白鳥の大群がやってきて冬を過ごし、春になると北上していくそうです。
北海道の雪景色の中見る白鳥とはまた違った趣があり、穏やかな日本の自然を肌で感じました。


そして、水墨画でこの水鳥たちを描きたくなりました!

是非みなさんも、冬に訪れてみてください。
心が温かくなりますよ



【 お食事関係 】

一日目のお昼は、一年ぶりの「そば処 すがわら」さん。
一軒家の民家を改装した、清々して居心地の良い、森の中のお蕎麦屋さんです。

講座の合間のお昼ご飯は、コンビニおにぎりを車の中で~という忙しいときが多かったので
今回は時間通りに終わらせてここに!と意気込んでいたのです。ふふふ
手打ちのツルツルのお蕎麦が、本当においしくって大好き!

201302 水墨画ボランティア 早春 EX_01 201302 水墨画ボランティア 早春 EX_02


三陸ならではのワカメ蕎麦や、ワカメと梅の茶碗蒸しもとろ~りアツアツでおいしかったですよ!


またしても、夜行バスに乗る前に仙台で牛タン屋さん
肉厚で柔らかな牛タンに絶妙の味付け!

たまらん味と食べごたえなのです

201302 水墨画ボランティア 早春 EX_14
201302 水墨画ボランティア 早春 EX_13


現地入りメンバーのみなさま、お疲れ様でした!
RQWの方々、講座参加者の方々、関係者の方々、お道具を貸してくれた教室の皆様、
応援してくれている方々、ありがとうございました!
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私の移ろい
ブログを始めたころから今まで、心境も絵も変化しており、ブログを閉じてHPだけにしようかとも考えました。が、このブログ自身もまた、現代に水墨画家を志すとはどういうことか、というリアルだと思い、継続させています。
プロフィール

水墨画家 麻貴

Author:水墨画家 麻貴
幼少期は、祖父と一緒にお絵かきしながらお昼寝の毎日。小~中学校と書道を習い、大学時代から水墨画を嗜む。

水墨画師範免許取得を区切りに、学びを深めに単身本場中国へ大学院留学中。
国際的な墨芸術家として、日本水墨画の発展向上と共に、完全なクリーン化・ユニバーサル化を目指す。

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