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2013-02-16

第5回 水墨画ボランティア報告(宮城沿岸部) 【前篇・講座報告1日目】

2月9日(土)~10日(日)に、宮城の仮設住宅にボランティアとして
第5回目の「早春の水墨画講座」を開催してきました。


201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_01 201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_14
今回のお手本:野菜・パンダ・椿
※右の椿は実は私の母作です。
 毎回ボランティア講座の予習として、母に教えてみています。


今までのボランティア記事できっかけや概要の説明をしているので、今回の記事では
簡単な説明と2日間の報告をさせていただきますね。

【前篇・講座報告1日目】
【中篇・講座報告2日目】
【後篇・番外編】

と3回にわけてお知らせします。

<講座について>
・時間/2時間程度
・内容/水墨画でインテリア色紙づくり
・画題/椿・冬野菜・パンダ
・目的/仮設住宅入居者間のコミュニケーションづくり
    昔馴染みの「墨」で描くことによる心の癒し
    四季折々の画題を描き、季節を感じること
・対象/年齢問わず
※子供は筆と絵具持参


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 ≪午前の部≫
入谷小仮設集会所


今回の仮設では、絵が好きな女の子がいて、その子の都合のつく日程に組んだのですが、
午後の予定だった習い事が午前中になってしまい、参加できなくなってしまいました。

というわけで、色紙作りをしたのは2人だけだったのですが、二人とも真面目に描いて色紙を完成させることができました

201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_02

ちょっと緊張、色紙にお清書!
201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_03


描きたかった女の子は習い事のあとに急いで来て、最後の30分でしたが、私の揮毫を真剣に見てくれました。

岩肌を「筆を突き上げながら描く」ことが、大人も子供も衝撃的だったようで、
「そんな風に描くのは初めて見ました!」とのこと。
「いろんな筆の使い方があるのですよ」
と、筆について説明する良いきっかけになりました。
絵が好きじゃないときっと気付きませんよね、そんな質問はとっても嬉しかったです

201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_04 201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_05


あとから来た女の子は「これから描きたい」と言ってくれたけれど、午後の講座の時間があるので、教えてあげることはできませんでした。
私の色紙作品などをじっくり見ていたので、残念な気持ちになりました

子供が水墨画に興味を持ち、描いてみるきっかけになることはとっても良いことだと思っています。
現代は意識しなければ水墨画を描くどころか観ることもほとんどない時代ですから。
子供時代から日本の伝統文化を身近に感じるような社会になるよう、微力ながら仕掛けていきたいなと考えるこの頃です


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 ≪午後の部≫
山の神平福祉仮設コミュニティスペース(併設の一般仮設入居者も参加)


5度目の訪問となったこちら。
みんな顔見知り感覚になり、「お久しぶりです~」とお互いほんわか笑顔で再会を喜び合える関係になりました。
一緒にお話しながら、楽しく過ごす描く時間。

みなさん、お手本を描いてあげると半紙にすんなり練習を始めます。
みんなで筆をもつこの時間に慣れてくれたようで、「描けないわぁ~」と言いながらも描き進める、なんだかほっこりしちゃいます

201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_06
201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_08 201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_09

冬野菜や椿、自然の恵みを感じる題材は優しい気持ちになりますね
水と色、そして墨の微妙な加減は難しいのですが、みんなじっくり研究しながら練習しています。


前回「次は松を描いてみたいなぁ」とおっしゃっていたおじいちゃん。
松は見ての通り難しい題材。
実はアシスタントのみんなも描いたことがないので、特別レクチャーです

201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_07

ですが、手慣れた様子で描き進められ、びっくりするほど上手に完成したのです
盆栽でお手本の色紙をつくってきたのですが、偶然おじいちゃんも盆栽をやっているとのことで見事にマッチ!
男性らしい渋さの中に温かみが感じられる、本当に素晴らしい作品が完成しました。

201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_10

※実は、初心者に松を教えることに、作品が完成するか現地入りするまで心配でした。
でも、「描いてみたい」と思う題材を「描かせてあげたい」という気持ちで、指導方法を試行錯誤したので、完成して、私個人としてかなりホッとしたのですよ



手が震えたり、目が見えずらかったり、疲れやすかったり、
心身の理由で描けないけれど、この場所に来てくれる入居者の方々が、実はけっこういます。
みんなが描くところを眺めたり、私の作品を鑑賞したり、お話したり、お茶っこしたり、私たちに会いに来てくれたり。
みんながいるこの空間を訪れる気分転換の時間を用意することができているのかと思うと、本当に心温まります


最後はいつもの揮毫です。
福祉施設の方々なので、椅子に座って見れるようにしていますが、次第に立ち上がって興味深く見てくれます。
回を重ねるごとに、水墨画への興味を深めてくれているのだと感じますね。

201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_11
201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_12

今回は近藤さんが言葉を入れてくれました。
近藤さんは書道の師範免許を持っている仙台の方。
実直な字を見て、近藤さんの温かな人柄と参加者の方々への想いが伝わってきて、じ~んとしました
人前での初めての揮毫、緊張することと思いますが、引き受けてくれたこと、ありがとうございます!

201302 水墨画ボランティア 早春 Day1_13

完成した温かい作品たちを手に一枚。
みんなそれぞれ、頑張った分、お部屋に飾れる素敵な作品に仕上がりました

帰り際に握手をし、「次はいつ来るんだ~?」「次は何を描くの?」と楽しみにしてくれ、言葉をかけてくださいました。
定期的に来ていること、そして今回良い作品ができたことで、そんな風におっしゃってくれたのかな、と嬉しい気持ちになりました
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私の移ろい
ブログを始めたころから今まで、心境も絵も変化しており、ブログを閉じてHPだけにしようかとも考えました。が、このブログ自身もまた、現代に水墨画家を志すとはどういうことか、というリアルだと思い、継続させています。
プロフィール

水墨画家 麻貴

Author:水墨画家 麻貴
幼少期は、祖父と一緒にお絵かきしながらお昼寝の毎日。小~中学校と書道を習い、大学時代から水墨画を嗜む。

日本の水墨画教室で師範合格を区切りに、中国美術学院書法中国画学部修士へ留学し2017年MFA取得。
墨芸術家として、日本における水墨画の発展向上と共に、クリーン化・ユニバーサル化を目指す。

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