--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012-12-19

第4回 水墨画ボランティア報告(宮城沿岸部) 【後篇・番外編】

いつもの通り 番外編ということで、講座報告の枠に入れなかったお話です


<今の南三陸町>
被災瓦礫とは違うものたちが広がっていた、今回の沿岸部。
一見瓦礫に見えるけれど、地面から剥がしたコンクリートの山なんです。

前回見た景色「建物の基礎しか残っていないだだっ広い沿岸部」
その「建物の基礎」を、今は廃棄に向けて解体・撤去している最中です

201212 冬ボランティア おまけ-08 201212 冬ボランティア おまけ-09

仮設住民は当分は仮設住宅に住んでいるし、
瓦礫ばかりが残った場所が突然町になるわけはないし、
人間の手で地道に進めていくことだから時間もかかるでしょう。
でも、きちんと目に見える形で被災地の復興は前進しています

新しく、橋桁の建築がはじまっていたり、地震・津波で傷を負った樹木が木材となって積まれていたり。

201212 冬ボランティア おまけ-10 201212 冬ボランティア おまけ-07



年も明ければ震災から2年目の3月がすぐにやってきます。
原発関係以外の被災地は明るく前向きに見える報道が多いですが、当然まだまだ被災地の姿をしています。

関東以南に住む人たちからは、被災地のことは日に日に「過去のテレビの世界」になっているように感じます。
同じ日本人としてはやっぱり、津波被害に遭った東北沿岸部の景色は被害状況が感じ取れるうちに是非、一人でも多くの人に訪れて「過去と現実と未来」を感じて考えてもらいたいと切に思います。


<仮設住宅に感じる足跡と心>
仮設住宅の談話室には、訪れたボランティアさんや全国の方々からの応援メッセージが飾られていることが多いです。
私が講座を開催した場所では、大きな水墨画作品を大切に飾ってくれています。
想いを込めて描いた作品を大切にしてくれていると、想いが通じている気がして本当にうれしいです

201212 冬ボランティア おまけ-03 201212 冬ボランティア おまけ-04

RQWのみなさまに掲示板などにチラシを貼ってもらい、講座の告知もしています。
201212 冬ボランティア おまけ-05

ボランティア母体であるRQWには、毎回本当に良くしていただいて、いろいろな手配をしてもらい、感謝の気持ちばかりです
是非、RQWの活動をチェックしてみてくださいね。
http://rqwomen.net/
個人でも気軽に被災地支援のお手伝いができますよ


今回、仮設住民の方と「被災地・被災者」についてお話する機会がありました。
その方は「被災地以外の人に忘れられるのが一番怖いんだ。」と言っていました。
私が、
「東京の水墨画教室の生徒さんにお道具を借りたり講座の報告をすることで、人の思いをつないでいること」
「師匠がライブペインティングの際に書く言葉に、現地に来れないみんなの思いをのせていること」
「少しでも多くの人が被災地について考える機会になってほしいという思いで、私の身近な個人へ被災地の現状を伝えていること」


そんなことをお話ししたら、
「そういう橋渡しをしてくれるのは本当に嬉しい。現地になかなか遠くて来れない人の思いは自分たちにはわからないから。」
とおっしゃっていました。

実際のところ、私の主催するこの講座を通してつないでいくことや、動かせる気持ちはほんの少し。
でも、出会った人やこれから出会う人の繋いだ手の輪が離れないように、またその先に手を繋げるような、あたたかい輪がゆるやかに広がっていくようにと思います。
このブログを読んでくださる方も、お友達や家族から、このブログやRQWの活動をお話しすることからでも、「被災地のことを誰かと話す」時間をつくってもらえたら嬉しいです
よろしくお願いします


201212 冬ボランティア おまけ-02 201212 冬ボランティア おまけ-06


講座のあとがお昼の時間だったからって、仮設のお母さんがボランティアメンバーにごはんを用意してくれました
あったかい栗ご飯に、てづくりのおしんこ、本当に心も体もホッと一息癒されて午後も元気に頑張れました。
ありがとうございます。ごちそうさまでした!

ちなみにおしんこの白菜は、仮設に併設の畑でみなさんが作ったとのこと
自然の中でまっすぐ育った野菜、柔らかくて甘くて本当に本当においしかったです!


<ライブペインティング>
今回は一年の締めくくりであり、初めて訪れる仮設もある、ということで。。。
基本中の基本「竹」を描きました!

「竹」は水墨画を習い始めた時に一番最初に練習する課題であります。
竹が描けなければ水墨画家とは言えんよという題材。
でありながら、潔く奥深くて、強く美しい!
私も何度も作品にしたことがあり、大好きな題材です。

って、竹への思いが長くなってしまいましたね。。。

年末年始にぴったりな題材であり、暖かな春が楽しみになるような筍もちょこんと。

201212 冬ボランティア おまけ-11 201212 冬ボランティア おまけ-01


今回の言葉は、書道の上手な島ちゃんに描いてもらいました。
さすがの達筆でした!
というわけで二人で完成作とパチリ。

201212 冬ボランティア おまけ-12


それにしても、私の師匠は本当に心のあるお方だなぁと尊敬するばかりです
いつもボランティアの際に書く言葉を師匠に考えて頂いているのですが、なかなか仮設住民の方々の前で書く言葉って、言葉にできないと思うんです。
それが、思いが優しさとして伝わるような文章を考え、心のこもった書体で表現してくれること。
書画も心も素晴らしい師匠に出会えた私たちは、上を向き努力・前進する機会を与えてもらっていると思います。



<夜の水墨画会>
今回は、前回のおじいちゃんが体調不良だったので開催せず、筆を頼まれていたのでお渡しがてら、しばらくお話ししてきました
でも、元気になってきたところみたいで良かった
90歳を超えているので不調と聞いて心配でしたが、「次回は元気に一緒に描きたいね」というお話ができたので安心しました。


<最後に>
今回は初の夜行バスでの宮城入り。
ということで初めての仙台駅上陸なのです。
仙台と言えば!の牛タン定食を頂いて、ゆっくり飲んで夜行バスで戻りました。
東京⇔仙台の運転がないと、荷物は多いけれどずいぶんと気持ちがラクでした

201212 冬ボランティア おまけ-13

初参加の島ちゃん、講座を重ねるごとに笑顔が増えて良くなりましたね、頑張りました!
近藤さん、その優しい印象におばあちゃま方のハートをゲットしていましたね、もうかけがえのないメンバーです!



次回のボランティア講座は来年。
2月か3月に予定しています。

一緒に現地入りしてみたい方、水墨画に自信がなくても お茶出しやお道具の整理などのお手伝いさんも募集しているので、気軽にメールフォームからご連絡くださいね
スポンサーサイト

theme : art・芸術・美術
genre : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

私の移ろい
ブログを始めたころから今まで、心境も絵も変化しており、ブログを閉じてHPだけにしようかとも考えました。が、このブログ自身もまた、現代に水墨画家を志すとはどういうことか、というリアルだと思い、継続させています。
プロフィール

水墨画家 麻貴

Author:水墨画家 麻貴
幼少期は、祖父と一緒にお絵かきしながらお昼寝の毎日。小~中学校と書道を習い、大学時代から水墨画を嗜む。

日本の水墨画教室で師範合格を区切りに、中国美術学院書法中国画学部修士へ留学し2017年MFA取得。
墨芸術家として、日本における水墨画の発展向上と共に、クリーン化・ユニバーサル化を目指す。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
カウンター
pictlayer
検索フォーム
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。